春季製作開始


昨日長かったテストが終わり、京都工芸繊維大学は春休みに入ります。

我々学生フォーミュラはようやく制作期間になるわけですが、インフルエンザの関係で今回の春休みは例年より1週間遅い始まりとなりました。

ただでさえ切羽詰まった状況である我々には大変厳しい状況となります。


さて、先程述べた通り今日から制作が始まったのですが、一回生である私にとって、一からの制作は初めてです。

我々の車両はサスペンションアームにカーボンの棒を使うのですが、今日はそのカーボンと鉄を繋ぐための物を制作しました。

制作には旋盤を使用し、鉄棒から必要な形状を切り出していきます。

これはかなり簡単な作業のようですが、旋盤すら触ったことのなかった私にはとても難しいものでした。

削り過ぎてしまったりして、いくつか失敗はしましたが、最終的には一つ一時間近くかかって作っていたものが、一つ25分でできるようになりました。

車両制作の末端ではありますが、自分の手で物を作るという楽しさ、加工の難しさ、というものを知ることが出来た一日でした。


TEXT:Tatsuhiko Nakajima
http://www.grandelfino.net/