大会5日目


副リーダーの岡本です。
早いもので、第11回学生フォーミュラ大会の最終日となりました。
天候が危惧されていましたが、エコパだけは天候に恵まれ、最終日は炎天下の下、エンデュランスが行われました。

この日はエンデュランスのAグループとファイナルの走行があり、私達の出走はAグループの13番手でした。
オートクロスでのトラブルも昨日中に解決しており、万全の状態とまでは行きませんでしたが、無事エンデュランスを完走することが出来ました。
これを以って、全ての審査が終了し、今年度も全動的競技を完走することが出来ました。
これもひとえに大学教職員、スポンサーの方々、チームメンバーの協力あってのものだと思います。
本当にありがとうございました。

今年度大会結果は以下の様になっています。


静的審査
コスト審査:18位
プレゼンテーション審査:13位
デザイン審査:7位

動的審査
アクセラレーション:26位
スキッドパッド:4位
オートクロス:10位
エンデュランス:3位
燃費:7位

総合順位:5位

受賞
最軽量化賞3位
ICV特別賞
耐久走行賞3位
日本自動車工業会会長賞
ICV総合優秀賞5位

目標の連覇は残念ながら達成することが出来ず、改めて強くあり続けることの難しさを痛感しました。
しかし総合順位では5位を獲得し、なんとか来年また優勝を狙えるラインに留めることが出来たのではないかなと思います。



個人的な話になりますが、今年度大会は私にとっては学生生活最後の大会でした。
大学入学から参加していた学生フォーミュラの活動もこれで終わってしまうのかと思うと、複雑な気持ちになります。
車両の設計や製作等、非常に多くの事を学び、経験できたとは思いますが、私はそれ以上に学生フォーミュラを通して、チームで一つの事を成し遂げることの難しさを経験できたことが一番大きかったと思います。

考え方や目標、モチベーションの在所など、違う考え方を持ったメンバーがひとつのチームを形成し、ひとつの目標に向かって活動していくことがいかに難しいか、昨年度、プロジェクトリーダーを担当していた時に嫌という程感じていました。


喧嘩を推奨するわけではありませんが、自分がどうしたいか、何をしたいかという部分を遠慮することなくお互いに話し合い、理解し合うことが「ものづくり」を行っていく上での前提条件であり、これは学生フォーミュラだけの話ではなく、今後の人生、社会に出てからも必要とされることだと私は思っています。



また今年は「引き継ぎ」といった部分についても悩まされた1年でもありました。
自分が先輩から引き継いだものをそのまま後輩に引き継ぐのではなく、アップデートを行い、4〜6年間という短い間でこれらすべてを行い、引き継がなければいけません。
私はこれが学生フォーミュラの最も難しい所の一つだと思っています。

すべてを完全に引き継ぐのは不可能であり、またどこまで行えば引き継ぎが完了するのか、そもそもにどうなれば引き継ぎが完了なのかなど非常に難しい所ではありますが、私がこの活動で得たことを卒業までに少しでも伝えていければなと思います。



少し長くなってしまいましたが、改めまして大会関係者の皆様、大学関係者、スポンサーの皆様に深くお礼申しあげます。
今後の予定としましては2013年度チームの反省会を行い、新体制会議を行う予定です。
来年もあの場所に立てるよう精一杯努力していく所存ですので、今後ともグランデルフィーノを宜しくお願い致します。



Text:Kazuya Okamoto
http://www.grandelfino.net