ねじれ剛性


全日本学生フォーミュラ大会までもうあと約3カ月となりました.新プロジェクトが開始し,もう9カ月も経ちます.大学に入って2年とすこしたちますが,思い出になっているのは学生フォーミュラのことしかありません.
なんとか悔いのないよう大会を迎えれればと思います.

最近は静的審査における書類関係にチームで取り組んでいます.
今日はデザインスペックシートで求められるフレームのねじれ剛性を求めました.

ねじれ剛性とはフレームがロールした際に,1度傾いた時どれだけのモーメントがかかっているかを示す値なのですが,フレーム解析はデータ量が多く,接合部分・荷重条件・拘束条件等を調節してやらなければすぐエラーが起きてしまい毎年苦労しています.

また求めるための明確な手段がなく,自分たちでこのような荷重がこの部分にかかるだろうと試行錯誤しながら解析を行います.

結果として今年度は1200Nm/degとなりました.

他大学ではこれよりも全然高いところもあったりするのですが今年度は昨年度の約2倍となっています.

条件をまったく同一にはどうしてもすることができないので,安易に比較するということはできないのですが,フレーム担当者として剛性があがったということはうれしく思います.

TEXT:Daichi Tanio

http://www.grandelfino.net/