リアアップライト


Rearアップライトを製作しています。Frontアップライトはアルミ削り出しで加工をしていただけるスポンサー様にお願いしていた部品ですが、Rearアップライトは鋼材を溶接した自作部品になります。


このアップライトを設計する上で注意したことは溶接時の熱でベアリングのはめあいに悪影響を与えないようにしたことです。具体的には溶接後に旋盤で加工できるように設計しました。


2009年度に製作したRearアップライトはボックス形状でいくつかの利点があったのですが、溶接時に熱が入り変形したはめあい部分を修正するために時間がかかったため、この設計を採用しました。


2009年度に比べて生産性、コスト、重量の面では改善されましたが剛性をやや犠牲にしているため、試験走行の際には注意深く経過を確認した上で大会に臨みたいと思います。


TEXT:Ryo Itani
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