ヘルメット

最近のグランデルフィーノではテスト前にできる作業がメインになっています。


そんな中でも三支部合同走行会に向けて、車検に対応したマシンを作らなければなりませんが、レギュレーションに対応させなければならないのは車両だけではなく、ドライバー関係の物にもレギュレーションがあります。その一つとして今年は新たにヘルメットを買うということになり、現在その選定を行っております。


昨年までは先輩が個人的に持っているものがあり、それをお借りしていましたが、今年は卒業してしまったという事で新たなヘルメットを買うことになりました。


ヘルメットといっても色々なヘルメットがありますが、何でも良いというわけではありません、レギュレーションでヘルメットの規格が指定されております。調べてみると色々な規格があり、学生フォーミュラではスネル規格(その他、SFI31.2A、FIA 8860-2004等)に適合しているヘルメットでなければなりません。


「スネル」とはアメリカの有名なレーサーであり、レース中に事故を起こし、死亡しまった、ピート・スネル氏からとった名前です。事故の際、彼が被っていた保護帽は大きく割れてしまっていました。スネル氏の友人達はこの事を悔やみ、「スネル記念財団」を設立し独自の規格を定めました。これが「スネル規格」の始まりです。


規格一つをとってもレースの歴史が見ることができます。私たちも安全なレースが行えるような車両を製作して行きたいと思います。


TEXT:Yoh Harano
http://www.grandelfino.net/